FC2ブログ
ザ 探偵
探偵のブログです。
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

積木遊び -探偵日記
「ねぇ、ちょっとおトイレ借りてもいい?」
浮気話をに、コーヒーを調子づいて飲み過ぎたのかミキティは頻繁にもよおす。
「うん、もう場所わかるよね?」
「自分ん家みたいなもんだもん」
いくら少し広めの間借りでちょっと変なところにトイレがあったとしてもコレで3度目の彼女は
まるで催眠術で操られてるかのように自然に歩いていった。

あたしがこないだ作って誰も食べてくれなかったラスクで水気を飛ばしてやろうかと戸棚を探っていたら、さっきトイレに行ったはずのミキティが妙な含み笑いでドアのへりにもたれかかっていた。

「あれ?どうしたの?やちゃった??」
「チーガーウわよ!あたし、いいもんみつけちゃった」
小悪魔のような彼女の微笑みは何か悪い知らせを告げていた。

「コレ」
鬼の首を取ったかのように一枚の紙切れを目の前に突きつける。
そこにはボールペンの乱雑な文字で「ID」「PASS」とあってでたらめな英数字が並んである。
何かの暗号なんだろうけど・・・。

「これ、あんたのダンナ(彼氏)の部屋でみつけちゃった。」
「だから、それがどうしたのよ」
「あたしの友達で、すごーく真面目な彼氏を持つ女の子がいたわけよ。でも遠距離でね」
「うん」
「それで少し心配して彼がつけてるブログのサイトをみてみたの。そしたら・・・」
「そしたら?」
浮気発覚。しかも、ことこまかに書いてたらしいのよ。愛人との逢瀬を」
「ええ?でもヤツはたぶん、ブログなんて書いてないよ」
「そこそこ、そこが盲点なのよー。構想の死角ってやつ?」
「で、その紙切れがそのブログを見るカギだと。でもブログサイトなんて死ぬほどあるんじゃ」
「だーかーら!片っ端から見るしかないっしょ!ちょっとパソコン借りるね」
と、ミキティは意地悪な笑顔でパタパタと書斎に駆けていった。

なんだあのバイタリティ。人の不幸は・・・ってやつ?
とにかくトイレはもういいのか・・・そんなことをぼんやり考えてる私はこの後次々に発覚する
衝撃の数々に気づく由もなかった。
スポンサーサイト

この記事に対するコメント

この記事に対するコメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


この記事に対するトラックバック
トラックバックURL
→http://favorthestorkes.blog88.fc2.com/tb.php/7-cae79683
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。